VMDTMS VMD Retarget PMX Link Corrector VRM Rewriter Skymaker


VMD Twist-motion Separator (VMDTMS) のライセンス改訂について

平素は、弊社および公開ソフトへの多方面からの信頼を頂き、ありがとうございます。

VMD Twist-motion Separator (VMDTMS) は、公開 (2015年) よりライセンスを変えず維持して参りましたが、
最近 MMD モーションの企業での使用例が急増することに伴い、
弊社および周辺ユーザの方へ与える影響が大きくなっており、
フルキャプチャモーション用機能の一部を先行して V1.21d より装備するにあたり、
企業での MMD モーションの適正使用/適正調整へのご協力をお願いするライセンス条項の追加を予定しております。

具体的には、個人使用でのライセンスは一切変更無く
企業案件で使われる方のご使用時は、
MMD モーション使用の社内チェック体制を構築して頂けるようご協力をお願いするもの
です。
また、チェックのために、現場の方から公開コンテンツの責任者の方まで、社内報告をお願いしたいと思います。
(なお、VMD Retarget も同様にライセンス改訂予定です)

背景として、MMD モーションの利用が世界的に広がり、ライセンス外やマナー違反での使用例も増え、
MMD 関係者 (特にモデル・モーション・アプリ・ツールを公開されてる方々(弊社含む)) の負担が急増して、一部の方ではチェックが追いつかなくなりつつある実情があります。
また、影響力の大きい企業でのモーション利用や配布などで、従来慣例とは異なる使用法をしたものがあると、 関係者がやむを得ず対応を迫られるケースも増えています。

弊社でも、これまで自主的な活動により上記ケースを吸収してきましたが、
週末休日を含め作業時間全体の3割近い時間を消費するに至り、今後の増加も含むと、対処しきれなくなる見込みとなりました。

これらは、本来、各企業内で簡単なチェックにより気付き、予防することが可能なものですが、
事業の急拡大で、現場の技術的な面が把握できなくなったり、
MMD モーションの扱いに十分な経験を持たない方が、 やむを得ず作業や外注に絡むことが多くなっている事情があるものと思われます。
一方、企業トップの方としては、知らぬ間にブランドやマナー的な信用が失われるというのは、 本意ではないケースも多いのではと思われます。

そこで、まず弊社ツールのユーザさんについて、
企業案件での使用時は「社内報告」によりチェックをして頂けるよう、ご協力を頂きたいと考えています。

具体的には、
  1. MMD モーションを使用/配布する場合、
    モデル/モーションのボーン名と、処理ツールをセットにして、 社内報告して頂く。

  2. 公開コンテンツの最終責任者(許可者・決裁者)まで
    その報告内容をチェックできるようにして頂く。

  3. 外注により社外の方が作業される場合、社外者含めて
    一体の企業とみなし、発注元へ報告して頂く。

上の報告の内容とは、弊ツールの VRM 関係のユーザさんでの実績から、最も
「要点を押さえて最低限の労力で」チェックできる指標と見られるものです。

VMD (MMDモーション) では、
「ユーザが自由な名前でボーンを作り、そのモーションも配布できる」(MMDの自由)
のために、表見は同じ VMD ファイルでも、
モデルやモーションの間で「ボーンの種類」が合わないと、動画使用時にライセンス違反へ高確率で直結してしまいます。
(多くの配布モーションで「必須ボーン」「必要ボーン」と呼ばれています。)
またユーザさんの方でモーションを使用する場合にも、モデルやアプリの不対応で、マナー違反等を起こしやすくなります。

こういった、MMD 特有の必要点について「社内で簡単な報告で」チェックして頂き、
弊社含め MMD 関係者の負担を軽減して頂きたい、またライセンスやマナーの違反を回避して各社で予防して頂きたい、
というのが、今回のライセンス改訂でのお願いの趣旨になります。

なお、「社外へ配布公開する成果物」(動画・配布モーション) については、従来同様「引用不要」とするライセンスを維持する予定です。 (変化なし) (「序列」「系列」の影響、各社社内制度への配慮)
つまり、各社内チェックはお願いしますが、社外配布物/公開動画への引用記載は今後も不要 (必須でない)、というライセンスになります。

各社内でチェックして頂くための報告内容は、要点を抑えた簡単なもので大丈夫です。
  • モデルについては、要注意ボーン
  • モーションについては、必要/必須/モデル間で差異のあるボーン
  • 処理ツールについては、ボーン対応に影響の大きいツールやアプリ
のみへ略したもので良いですが、
MMD では「時代を越えて資産 (モデルやモーションやツールや技術) を引き継ぐ」ために、
使用した素材ツール等を含めて全部引用記載するのが比較的標準のマナーになってますので、
MMD 文化の一員として、企業の方にもお力添えを頂けると幸いです。
(また、各社の現場把握に役立つものと思われます。)

報告例:
「・モーションの適正処理(使用)に関する報告
   ・モデルの(要注意)ボーン
      腕捩、手捩、足IK、上半身2 (通常モデル)
   ・モーションの(必要/必須)ボーン
      腕捩、手捩、足IK親、上半身2/3、下半身(XYZ移動有)
   ・処理(使用)ツール名
      VMDTMS Vx.xx (xx版)/(その他ツール名)


VMD 対応アプリが海外・国内に増えており、ユーザーさんの出入りが今後も続くことになると思われますが、
ご理解ご協力をお願い致したく、
どうかよろしくお願い申し上げます。



Last update 2024.6.20

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